相続人の範囲と法定相続分

１．相続人の範囲

被相続人の配偶者は、常に相続人となります。配偶者以外の人は、次の順序で配偶者と一緒に相続人になります。第1順位で相続人がいれば、第2順位と第3順位は検討する必要はありません。第3順位までいっても相続人がいない場合には、相続財産は国庫帰属となります。

第1順位

直系卑属（子、孫）　※代襲制度の場合は何度でも繰り返しあります

第2順位

直系尊属（親、祖父母）　※代襲制度なし

第3順位

兄弟姉妹　※代襲制度の場合は1回まであります。

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各順位において複数世代（第1順位であれば子や孫、第2順位であれば父母や祖父母）がいれば、被相続人に近い世代の人が相続人となります。なお、相続を放棄した者は初めから相続人でなかったものとされます。また、内縁関係の者は、相続人となることはできません。

2．法定相続分

法定相続分の相続割合は、次の通りとなります。

※兄弟姉妹は1/4を人数分で均等割