週イチ日記
2016.12.12
とらわれず
寒くなる一方の毎日が続いています。庭のアカモチの木の実が、いっそう深みのある赤色になってきています。視覚的に年末を思わせる光景です。
年始を振り返れば、小説を読んでいると書きました。節酒と○ンダーコアは、恥ずかしながら続いていません。しかし、小説を読むことは続いています。時間があるからではなく、むしろ時間が無いとき、集中して少し読む習慣ができました。著者は変わらずで、12編ぐらい読みました。文学の知識に疎い私は、有名だからとか教科書に載っていたからとかではなく、簡単なあらすじを見て、次に読む小説を決めました。どれも興味深く楽しみましたが、人間のこころの機微を感じたのは「こころ」「虞美人草」「門」などでしょうか?
先入観にとらわれず、自分で読みたい物を探して読む幸せ。そんな大げさなものでもないでしょうが、日々走り回る仕事人間を封印し、人間らしく生きる瞬間でもあります。次の小説が楽しみです。